2021-08-17 CORESERVER V2に移行#
WebサイトのサーバーはCORESERVERを約11年間利用していましたが、2021年1月からV2プランが登場したので重い腰を上げて移行を行いました。
このV2移行の手間を最小限にしたかったので、数々のWikiを閉鎖や他サービスに移転を進めていました。
CORESERVER V1とV2の違い#
サーバー仕様をみたほうが早いですが自分が感じた点は下記です。
- HTTP/3対応(V1はHTTP/2対応)
- WebサーバーがApache→LiteSpeedに変更
- V1で提供されている旧コントロールパネルはV2では利用できず、新コントロールパネルの改良版のみ。ただこの新コントロールパネルの接続が切れやすくてかなり使い勝手が悪い。
- ファイルマネージャーが使いやすくなった。一方でWinSCPからカスタムコマンドが利用できなくなった。
- 転送量はV1では全プラン無制限とされていたのが10TB~30TBに明確化。(参考:料金プラン)
他にも、サーバ内ファイルの置き方が変更されるなど細かく変わっています。
V1 : virtual/nemusg/public_html/nemusg.com
V2 : domains/nemusg.com/
やったこと#
MT関連は MovableTypeの設置 を参照。
- 「ツール > サーバー間コピー」CORESERVER V1からファイル移行
- 「ツール > ファイルマネージャー」でファイル整理・パーミッション変更(フォルダ700→705・HTMLや画像ファイル600→604に変更)
- MT本体は再インストールし、テーマはZIPファイルで移行。記事はインポート。ウェブページは手動移行。
- 「ドメイン > ドメイン管理」で利用するドメインの追加
- 「ドメイン > SSL証明書設定」で追加したドメインのSSL設定
- 「ウェブ > サブドメイン管理」から追加したドメインのサブドメイン追加
- バリュードメイン側でDNS設定変更
V2のサブドメイン追加手順#
定期的に分からなくなるので備忘として。今は公式マニュアルもあります。V2 サブドメイン設定の新規作成・V2 無料SSLの新規設定
- コントロールパネルを開く
- 「ウェブ > サブドメイン管理」サブドメイン名を決めて追加。
- ドキュメントルートはデフォルトで /domains/nemusg.com/ になっているので変更するなら(しなくても?)FTPでフォルダを作っておく必要がある。(作らないと何度やっても成功しない)
- ドキュメントルートをV1と同じようにしたいなら /domains/sub.nemusg.com/public_html/ に変える。
- 「ドメイン > SSL証明書設定」で追加したドメインのSSL設定を行う。「無料SSL証明書を取得」の場合、変更リクエストから数分で設定完了メールが届く。
- 追加したサブドメインのURL sub.nemusg.com にアクセスして404エラーページが出れば完了。
どうだったか#
- コントロールパネルが重くて操作が大変でした。持ちサイトを大幅に減らしておいてよかったです。
- サイト自体の表示速度はぱっと見よくわからないですが、HTTP/3は有効になっているようです。
- MTの再構築時間は147記事ある状態で、V1で31秒が13秒になったので確実に早くなりました。快適にはなっているようです。

でもコントロールパネルの接続エラーが頻発するのは到底許容できないです......。
